瞑想と自己実現

TMと自己実現

社会の中で個性と能力を思う存分発揮して、己の夢や希望、理想を実現する、それを自己実現というのであれば、TM(超越瞑想)の実践は間違いなく、あなたの自己実現の大いなる助けとなるでしょう。

TMは提案します。自己実現を望むのであれば、心(魂)の始まりに立ち返り、初心を思い起こせと。
なぜならそこにすべてが、人生の目的・目標・個性・能力等々のすべてがそこにあるからです。

想念を超越するTM(超越瞑想)

心理学では心には層があると分析しています。表層心理と深層心理。顕在意識と潜在意識。
潜在意識の中の個人的無意識と集合的無意識。表層の意識の中心に自我があり、集合的無意識の中心に元型があり、そして心全体の中心には自己がある・・・、というように。

同じように物質世界にも分子、原子、素粒子といった層があり、物質を支配している力と自然法則にも層があります。そしてすべての物質・エネルギー・自然法則の根底に「自然法の統一場」があるとされています。

心や物質に層があるように、想念にも発達の過程・層があります。想念・考えにも素粒子レベル、原子レベル、分子レベルといえる、そのような層があるのです。その想念・思考の発達の過程を分子レベルから原子レベル、素粒子レベルへとたどっていき、最も微かな想念を超越し、心の最深層に想念の源、「純粋意識」を体験する、そのための技術、それがTM(超越瞑想)です。TM で体験する想念の源「純粋意識」は「統一場」と同一です。

TMは、心の表層から出発してこれまで意識することの出来なかった心の深層を体験し、さらには集合的無意識の領域を通り越し、「純粋意識」「統一場」を直接に体験するための技術です。

「統一場」に到達すると、心は何も考えていない状態になりますが、そこには緊張も不安もわだかまりも、こだわりもありません。一切の枠、しばりのない真の自由を体験します。
その場において心は個別性、個性という枠を失い、代わりに宇宙的自己、大我、宇宙的心、宇宙知性になるのです。

「統一場」は生命の原点です。ですからTMの実践は心のリセットボタンを押すようなものです。心のスタート地点・いのちの初期状態に立ち返り、そこで初期条件(宇宙的自己、大我)を心に再インストールするのです。

自己実現の土台

私たちは、TM(超越瞑想)の実践中に想念を超越します。すると何も考えていない心の状態になりますが、それは個性という枠さえない状態です。それが「純粋意識」「自然法の統一場」の体験です。

人々の多様な個性を多種類の色に例えれば「統一場」は無色透明です。その無色透明の中から多様な色が生まれているのです。個性という枠のない「統一場」から多様な個性、違いでいっぱいのこの世界が生まれているのです。

「統一場」の体験は、心の原初形態に立ち返るという体験です。そこで心はまっさらな状態に戻ります。多様な価値観や人生訓、主義主張、義務や権利、損得の入り乱れた世俗から離れ、すべてを忘れた状態となります。そこで私たちは宇宙的な心(魂)、宇宙的自己となり、原初の記憶と一体となるのです。このような体験を朝夕の日課とするとき、私たちは課せられた使命を次第に思い起こし、同時にその達成のために与えられた個性と才能が次第に花開くことを実感するのです。

「統一場」は肥沃な大地に例えられます。肥沃な土地には多種多様な樹木が育っているのですが、樹木が根を張ることを怠り、樹液の素を土壌から吸い上げることを忘れてしまったならば・・・、その様なリンゴの木とミカンの木は共に個性を失い、果実を稔らせることもできず・・・、自分が何者なのかが分からなくなり、リンゴはミカンに憧れ、ミカンは柿の木になりたいと思い、柿を目指すことが自己実現の道だ、などと思うようになるのです。TMの実践は、「統一場」に心の根を張って、そこから生命のエッセンスをくみ上げるようなものなのです。

「統一場」は種に例えることも出来ます。成長した木のすべての面、葉も花も果実もすべては種の表現です。種の中に木のすべてがあるのです。ですから、己がミカンなのかリンゴなのか、はたまた柿を目指すべきなのか迷った時には・・・否、迷う前から常に種に立ち返るべきです。

「純粋意識」「統一場」を知らずにいたのでは、自己実現欲求自体が苦しみの種になりかねません。「統一場」を直接に体験し、その場の価値・質を意識的に活用し始めるならば、自己実現は探求する人生のテーマではなくなり、それを生きる事が当たり前のことになるでしょう。

自己実現の先にあるもの

一個の受精卵が分割を繰り返し多様化する過程で、細胞一つひとつに対しそれぞれ異なる個性と役割が与えられているはずです。その役割・機能に相応しい構造や時間的、空間的配置も当初から定まっているはずです。人も宇宙という身体を構成している一個の細胞のようなものですから、宇宙全体の進化成長のためにそれぞれに大切な役割と個性・能力が与えられているのです。それが天命・天職というものでしょう。

人の成長度合いは欲求をみれば分かるといわれます。心理学者アブラハム・マズローの欲求の五段階説では「生理的欲求」から始まって「安全の欲求」「社会的欲求」「自尊欲求」へと高まり、最も高度な欲求(行動動機)が「自己実現欲求」であるとされています。ですが、TM(超越瞑想)の体験からはさらに高次の欲求があると分かります。それは、宗教っぽく申せば「神の御心」の実現です。

夢を持ち、その実現に向けて努力することが大事とされている昨今ですが、TMをとおし、宇宙的自己すなわち「純粋意識」「自然法の統一場」の体験を積み重ねていくと、意識は拡大し、人生の目標・理想はより高く大きなものとなるでしょう。そしてついには宇宙知性が与えたもうた使命が己の理想となるのです。

それこそが真の自己実現であり、個性化のゴールです。TMはそのゴールを最短で達成する技術であると申せましょう。

夢を見つけるよりも天命をこそ知りたい、その様な方にTMをお勧めいたします。
TMを実践している人は「自己実現度」が高いということを示す心理学的研究も複数あります。ご参照ください。

成功した人々に共通すること

心理学者マズローは、成功した人々に共通する、あることを発見しました。それは、どんな状況にあろうと自分自身を保つことが出来る、という点です。
TM(超越瞑想)の実践がこうした内側の安定性を高めるということは、20件以上の科学的調査によって確認されています。

TMによって増大する自己実現の度合い-研究による実証

「POI(Personal Orientation Inventory)」という自己実現の度合いを測る心理テストがあります。このPOIを用いてTM実践者の自己実現の度合いを測定する調査が行われました。この調査結果からも、TMの実践が自己実現の度合いを高めることがわかります。

人格の成長(POI人格診療検査)

この調査では、TMグループはTMを学ぶ前、そして学んで2ヶ月後にテストを受けました。このテストで用いられる項目は12項目あり、以下の3つのグループに分けることができます。

1. 強い自己アイデンティティ(自信) 内側に安定した基準を持っており、「今、この場所」に注意を向けて、内部および外部の環境にうまく反応できることを示す項目。
2. 情緒面の成熟度 自分の感情に正直でありながら、かつ人と温かい人間関係を築くことがことができ、感情表現が内側の安定した基準によって導かれていることを示す項目。
3. 自己と世界に対する統合された展望 自分や周りの世界に対して肯定的な考えを持っていることを示す項目。この尺度の高い人は、自分の中にも他人の中にも善い質を認め、より高い価値を大切にし、自分と周りの世界との関係に十分満足している。

TM実践グループは、これらの各項目で大きな伸びを見せています。
POIを用いた調査の他に、また別の尺度を用いてTM実践者の自己実現度を調べたものもあります。ここではTM実践期間が平均1ヶ月半の短期実践者と、平均3年半の長期実践者、そしてTMをしていない人たち、この3つのグループを対象に調査が行われました。
その結果、TM実践期間が長いグループ(平均3年半)が高いスコアを示しました。
そして、この調査では自己実現の度合いが高まるにつれて、次のような資質が養われていくこともわかりました。

  • ・隠し立てのない性格
  • ・受容性と思いやり
  • ・明朗さ、ユーモア
  • ・肯定的な考え方
  • ・自発的で新鮮な認識
  • ・自足的
  • ・死に対する恐怖がない
  • ・意識向上の意欲
  • ・創造性を発揮できる機会に気づく
  • ・自分や他人、そして自然をそのまま受け入れる
  • ・自分の運命を自覚し、受け入れる

次の調査は、TMの実践によって周りの人たちへの寛容さが増すことを示したものです。

思いやり・寛容さの増大

この調査の対象となったのはカナダの公立高校の生徒たちです。瞑想者(TM実践者)グループは、TMの実践を始めて14週間後の調査で寛容さが大きく増したことを示しました。
TM実践者を対象に行われた他の数々の研究によって、以下のようなことも確認されています。
TM実践者は

  • ・職場でも家庭でも人間関係の改善を実感していることが多い。
  • ・他人をより肯定的に評価している。
  • ・他者の幸福にも関心を持つようになる。
  • ・職業生活、私生活の両面で充実感を感じている。

TM実践者が語る1―TMの
実践がもたらす自己実現と成功

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター創業者のレイ・ダリオ氏。彼は40年以上にわたってTMを実践しています。
「瞑想することで、自分がどのような人間であるのかを理解し、本来の自分を生きることができるようになります。自分自身を確立することで、自分で何でもできるようになり、創造性を発揮することができます。」

― TM瞑想で成功した経営者のインタビュー「自分の成功の要因はTM瞑想にある」

TM実践者が語る2―TMの
実践がもたらす自己実現と成功

アンドレアス・レイナー

チェコの国立劇場バレエ団のダンサー、アンドレアス・レイナー。キャリアが増せば増すほど、人生において瞑想がなくてはならいものだと感じるようになったと語ります。

以下、インタビューの抜粋。

「TM(超越瞑想)は、活力を高める最も優れたテクニックです。ですから、ダンサーにとって非常に有益であると思います。もう一つの素晴らしい点は、瞑想をすることで、その人が本来もっている個性を発揮できるということです。つまり、瞑想によってその人の芸術的な成就を妨げているすべてのものを手放すことができるのです。

私は長い間、瞑想してきました。そして、ダンサーとしての経験とキャリアが増すにつれて、TMが私の踊りを支えてきたことに気づいたのです。
アーティストが自分自身の内側に深く飛び込むことができれば、その人はもっともっと自分の個性を見つけ出し、その最も純粋な自分を観衆と共有することができます。TMによってこのプロセスが促され、劇的に自信が増しました。

クラッシックバレエのダンサーは、強くてオープンで、自分自身や周りのメンバーに誇りをもっていなければ、生き残ることはできません。弱いダンサーは常に不満と怪我で終わり、バレエの世界は苛酷だという結論に至ります。

TMを通して自分自身の内なる輝きを体験し、自分の人生の目標に従って生きることで、アーティストは進化の道にのり、真の幸福へと向かって進んでいきます。観客はこうした成就を見たいのです。
他にも、超越瞑想は深い休息と健康をもたらし、ストレスを軽減し、さらに脳波を同調させます。
その結果として、短い時間で周りの状況が調和的になり、創造力が高まるのです。こうした要素はダンサーの演技に直接関係しているので、すぐにそうした効果に気づきます。
ですから、私はすべてのダンサーやアーティストにTMを勧めています。特に、自分がやりたいと思っていることを、すべての情熱をかけてやり遂げたいと思っている人にお勧めです。」