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2021.02.15

画家のTM(超越瞑想)体験「創造性の源に触れる」

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今回ご紹介するのは画家、中川直人さんのTM実践体験です。あるメディアに掲載されたインタビューの一部をご紹介します。

中川さんは詩人、芸術家、哲学者を出している日本の伝統ある家系に生まれ、1962年、十代の頃にニューヨーク市に移り住みました。たちまち画家として、さらにはパフォーマンス・アーティストとしての地歩を固められました。作品は、ニューヨーク現代美術館、大阪の国立国際美術館、京都の国立近代美術館など、アメリカ、ヨーロッパ、日本の数多くの美術館に所蔵されているます。

1972年にTM-超越瞑想を学び、実践を続けている中川さんは、TMの実践によって得られる体験が作品に深く影響を与えていると語っています。

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「1973年に私の絵にそれとわかるほどの変化が起こりました。わずか一年後にです。私はしばしば、「72年から73年の間にあなたのアートに何が起こったのか」と尋ねられます。1972年に私は初めて瞑想(TM-超越瞑想)を学びました。超越瞑想を始める前、私は自分のことをいわば「怒れるアーティスト」だと考えていました。私がこの大都市にたどり着いたとき、自分はよそ者だと感じていました。疎外感を持っていました。と同時に受け入れられたい、仲間に入りたいとも思っていました。それから私の作品を展示してくれるとても素晴らしいディーラーたちとの出会いがありました。

瞑想を始めたとき、私は初めて自分自身の内側深くに入る体験をしました。それは私が長い間探し求めていたけれど、見つけられなかったものです。TMを実践することの素晴らしさの一つは、内側深くに入る体験が得られるだけでなく、私の創造性の源に触れさせてくれることだと思います。その体験は意識の最も深い層に私の創造性の源泉があることを教えてくれました。私たちの意識はいつもは物質的で有形なものを対象にしていますが、TMは私に想念の源に至るための手段を与えてくれました。それは私にとって非常に大きな発見でした。

私の仕事に劇的な変化が生じました。私の初期の絵画は、物と物との間のほとんど暴力的な出会いを表現したものでしたが、「存在」、そして私を取り巻く事物との新たな、より深いつながりが生まれ、それらを受け入れるようになったのです。私の新しい静物画には物と物との間の神秘的なつながりが表現されるようになり、そして数年後、ヴァーモントに移住してからは、私の作品には自然が表現されるようになりました。それはまるで私が青春時代を過ごした日本の豊かな自然との類似を見いだしたかのようでした。歳月を経るにつれて、自然は私の作品の中でより一層、中心的な役割を果たすようになってきました。

私たちはこの広大な宇宙の中に生きる、とてもちっぽけな、ちっぽけな存在なのですが、私たちは自らの内側に、途方もなく大きな宇宙のあらゆる属性を有しているのです。ということは、私が自分自身の内側のより深くへ入り、新しい知覚の層を見いだすことができれば、その新しい知覚を他の人々のところに運んでくることができるはずです。瞑想を始めたとき、私は宇宙とつながりました。まるで電気の配線のように宇宙が私とつながったのです。」

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