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2021.02.11

TM(超越瞑想)の効果と心理学(二)

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前回より書籍『超越瞑想』(マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著/マハリシ出版)の中からTM(超越瞑想)の効果と心理学を比較して述べた部分を引用してご紹介しています。

今回は、超越瞑想がどのようにして心の奥に備わる人の潜在力を目覚めさせるのか、その過程を解説しています。

 

前回ブログはこちら

TM-超越瞑想の効果と心理学(一) | 超越瞑想(TM)福岡センター (tm-kyushu.co.jp)

では、前回の続きをお楽しみください。

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ある人の考え方を分析し、埋もれた悲惨な過去を潜在意識から掘り起こして意識させる心理学の方法は、それがたとえその人の緊張や苦しみの原因を突き止めるためのものであっても、嘆かわしいことです。このようなやり方は、みじめな過去の印象を直接強める作用を生じ、現在のその人の意識を押し下げてしまいます。

私たちが一般に過去のことを忘れがちなのは、神の恵みなのです。確かに現在は過去から生じるのですが、過去の自分の姿は未発達な意識の状態を反映しているにすぎません。現在の自分の意識はもっと進んでいるという事実の方が大切です。未熟な過去のことを思い出して、より高く進化した現在に暗い影を投げかけることには、マイナスしかありません。

過去を振り返れば視野は広がるでしょうが、その広がり方は生命の未発達な状態を意識レベルに持ってくるというだけのものです。視野は拡大しても、同時にその人本来の創造的な才能や明敏な理知を曇らせることになってしまいます。

反対に、意識の進化する方向に心を拡大して、究極的には宇宙意識を得させる方法があるとすれば、精神分析の患者たちは惨めな過去の泥をかき回すことから生じる不幸な結果から救われることになるでしょう。

これも各国の政治家の責任ですが、現代の精神分析の有害な面をよく知り、その代わりに超越瞑想を行うようにするべきです。この方法は意識を直接高めるものです。人の心を強くするだけでなく、その人の潜在力を十分に活用する力をも与え、人をますます有能に、力強く、平和で幸福な、創造性に富んだ人間にするのです。

超越意識を得るこの技術は、想念の微細なレベルを現在意識のレベルに持ってくるものです。この方法により、想念の全過程が現在意識の範囲に入ってきます。心の意識能力は最大限にまで広がります。このようにして、思考と行動、その両面で人は自分の心の潜在力のすべてを活用できるようになるのです。

心が想念の過程の深いレベルに慣れ親しんでくると、被造界の微細なレベルにも気づくようになります。そして、心が被造界の微細な領域のことをよく知るようになると、その領域を刺激してあらゆる目的に役立つ能力を得ることができます。このようにして、心の底に眠る潜在力が目覚めてくるのです。

この、潜在力の開発を一つの例で説明しましょう。

ここに一人の人がいて池に潜るとします。彼は水面に近いいくつかの層を通過して、深い層に潜っていき、やがて池の底に到達します。そしてまた水面に浮かび上がってきます。続いて二度三度と潜水を繰り返す時も、やはり前と同じように水深の各層を通過します。潜水を何度も繰り返すと、池の水のあらゆる層に慣れてきます。そして、深い層に慣れるにつれて、池の底に長く留まっていられるようになります。池の底にしばらくとどまることができるようになってから、さらに練習を重ねると、池のどの深さででも意のままに泳ぎ回ることができるようになります。

水の深いレベルに慣れてくると、このようになるのです。もう少し練習を続けると、水の中で自由に活動できるようになります。次第に水深のどのレベルにでも楽にいられるようになり、池のどこででも好きなところで意のままに活動できるようになるのです。このような能力を得ると、その人はその池をすっかり自分のものにしたことになります。

心が意識の深い層に慣れてくると、意識のどんな精妙な層からも、またどんな粗雑な層からも機能できるようになります。このような状態に達した心は、被造界のどの層にも刺激を与えることができ、そこから望みどおりの有利な結果を引き出すことができます。こうして被造界を支配する扉が開くのです。

『超越瞑想』(マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著、マハリシ出版)より

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