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2021.01.27

TM-超越瞑想の効果と心理学(一)

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書籍「超越瞑想」(マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著/マハリシ出版)より、心理学の効果とTM(超越瞑想)の効果を比較して述べた解説を、二回に分けてご紹介します。

心理学とはそもそも何を目的とした学問なのでしょう?また心理学的手法を適用することで、その目的はどの程度達成できるのでしょうか?

それに対してTMが及ぼす効果とはどのようなものでしょうか?

今回は、心理学という学問、研究の目的と効果についてです。マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの解説をどうぞお楽しみください。

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心理学の目的と効果

・・・・心理学はその責務として、毎日の生活の中での失敗や仕事の圧力などから生じる緊張を私たちが克服できるようにしなければなりません。それだけでなく、再び緊張に苦しんだり心身症にかかったりすることがなくなるような力を、人に与えることも必要です。

心理学研究の目的は、人が人生における障害を克服し、苦しみのない人生を生きるようにすることです。心理学は、人が自分の願望を満たし、成就の人生を楽しむのに必要な、強く明確な想念を生み出すものでなくてはなりません。

心の研究である心理学の目標は、人が人生のすべての価値を生き、実存のあらゆる面を楽しみ、より偉大な創造を行い、より深い理解力を養い、神意識の永遠の自由の中で人生を最大限に生きることができる。そのような能力を人に与えることであるべきです。

心理学の分野における数限りない可能性を考えた上で、今までこの学問が成し遂げてきた業績を振り返ってみると、落胆せざるを得ません。しかし、心理学がその発達段階としてまだ幼児期であることを思えば、これも驚くに値しないことでしょう。

ある人に対してその人の過去が惨めだったとか逆境に苦しんだとか、仲間にいじめられたり抑えつけられたりしたとか、身近な人たちに愛や調和がなかったとか、昔のこのようなことを思い出させるのが心理学の役目だと考えるのは間違いです。こんな暗いことばかり思い出させる精神分析法は、その人の意識を低くするだけです。

過去の環境の役に立たない堕落的な影響によって今の人生があるのだと誰かに告げることは、犯罪的な行為と考えるべきです。このように人の心を沈滞させる情報が及ばす心理学な影響は、心を乱し、勇気を失わせるもので、これを聞いた人の心の奥にひずみを起こします。

反対に、自分の系譜の偉大な伝統を思い起こさせ、両親や友人、そのほかの周囲の人たちが立派だったことを思い起こさせれば、意識は高まり、自分の弱点を乗り越えようとする勇気も生まれてくるものです。

ある人の考え方を分析し、埋もれた悲惨な過去を潜在意識から掘り起こして意識させる心理学の方法は、それがたとえその人の緊張や苦しみの原因を突き止めるためのものであっても、嘆かわしいことです。このようなやり方は、みじめな過去の印象を直接強める作用を生じ、現在のその人の意識を押し下げてしまうからです。

私たちが一般に過去のことを忘れがちなのは、神の恵みなのです。確かに現在は過去から生じるのですが、過去の自分の姿は未発達な意識の状態を反映しているにすぎません。現在の自分の意識はもっと進んでいるという事実の方が大切です。未熟な過去のことを思い出して、より高く進化した現在に暗い影を投げかけることには、マイナスの効果しかないのです。

次回へつづく

「超越瞑想」(マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著/マハリシ出版)より引用

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