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2020.05.04

自分自身でいるための方法—TM(超越瞑想)

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疲れやストレスを感じた時、皆さんはどんな方法でご自身のバランスをとっていらっしゃいますか?多くの方がリフレッシュするためのご自分なりの方法をお持ちのことと思います。

その慣れ親しんだリフレッシュの方法に「超越する」という体験が加わると、いつもの方法がよりいっそう効果を増すことがわかります。

実のところ「超越」という体験以上のリフレッシュはありません。

瞑想中に自分の中で起こるこの「超越」は、「本来の自分に戻る」という体験です。疲れやストレス、緊張、悩み、不安など、余計なものが何ひとつくっついていない元々の自分、本来の純粋な自分自身の状態に戻ること。これが「超越」です。

それは私たちにとってもっとも自然な、本来あるべき状態なのですが、忙しくあわただしい日常生活と、その中でたくさんの変化や刺激にさらされることで、私たちはこの自分自身の自然な状態から離れてしまいます。本来の純粋な自分をなくしてしまうのです。

TM(超越瞑想)は、そんな私たちをいったんリセットして、元の純粋な自分に戻します。つまり「超越」ですね。このとき、私たちはどんなことにも揺らぐことがなく、完全にバランスの取れた状態でしっかりと安定しています。「超越する」という体験は、周りからのさまざまな影響から離れて自分の中で完全に自分自身に戻るという、「完全自分リセット」なのです。

毎日TMを行い、繰り返し「超越」を体験すると、それが私たちの意識を変えます。より明晰に、明瞭に、クリアになります。そして私たちを狭めていた枠が取れ、意識が大きく広がります。

明瞭で広い意識は、暗がりを照らす光のような役割をします。

暗いところにいるときには、私たちはしょっちゅう勘違いをしてしまいます。例えば、足元に落ちている古びたロープを見て、「蛇がいる!」と驚いたりします。怖くなって大騒ぎすることもあります。

暗くて自分がいま見ているものの実体がつかめないので、どんなものでも恐怖と不安の対象になってしまうのです。意識が狭く、明晰さを欠いているときには、すべてがこの調子です。これでは人生は緊張の連続。心が休まる暇もないでしょう。

「超越」という体験によって意識が変わり始めると、この暗がりに光がやってきます。周りが明るくなり、すべてがはっきりしてきます。もう古いロープを蛇と見間違えたりはしません。ロープはロープです。怖いと思うこともなければ、騒ぐこともありません。

本来の自分を失っているとき、私たちは暗がりの中でロープを蛇と見間違い、まぼろしの蛇退治を始めます。しかし、蛇との闘いを繰り広げる前に、まず周りがよく見えるようにちゃんと明るくしたほうがいいに決まっています。そうすれば最初から蛇はいなかったとすぐにわかります。無駄な闘いがなくなり、エネルギーを浪費しなくても済むわけです。

意識が100%明晰で、枠も限界もなく大きく広がっているときには、このように人生全体が自然に整理されます。むだがなくなり、効率が上がるのです。

明晰で広い意識は私たちのもっとも自然な状態です。あるべき本来の姿です。TMは私たちを本来の純粋な自分に立ち返らせ、どんなときにもそれをなくすことがないようにします。この単純な瞑想は、私たちがいつでも常に「自分」でいるための方法なのです。

マハリシ総合教育研究所 平松直子

毎日のTM(超越瞑想)は自分に戻る時間