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2019.07.23

怒りや不安への対処

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ある日のTM(超越瞑想)説明会で、「TMをすると自分の感情をうまくコントロールできるようになりますか?」というご質問がありました。強い怒りが湧いてきたり、不安を感じたり、気分がどーんと落ち込んだり、など感情の起伏に対処するのに、TMは役立つかどうか、というご質問でした。

はい、大いに役立ちます。TMを日課にし毎日行えば、感情や思考をコントロールしようとする必要さえなくなります。

TM(超越瞑想)は感情そのものを扱う方法ではありません。TMが扱うのは、怒りや不安、憂うつ感などの根本的な原因である「ストレス」です。TMは心身を深く休ませ、この根深いストレスを直接的に取り除く方法です。

ストレスを溜め込んでいるときには、私たちはものごとを楽しむことができません。冷静さや落ち着きを失い、ちょっとしたことで感情が波立ちます。些細なことに腹が立ち、イライラし、小さなことで不安になったり、焦りを感じたり・・・。ストレスいっぱいのとき、疲れているときには、どんなことでも感情を荒立てる要因になるのです。

この怒りや不安などの感情をコントロールすることは、問題の解決にはなりません。真犯人が野放しのままですから、同じことが繰り返し起こります。その度にそれをコントロールすることにエネルギーが割かれます。

一方、TMは根本的な原因を取り去ることで、真の問題解決を図ります。二十分のTMを毎日二回行うと、根深いストレスや疲労が徐々に解消されていきます。

原因が消えれば症状もなくなります。感情は以前よりもはるかに穏やかになります。手に負えないような大きな感情の起伏はなくなるでしょう。心がすっきりとして軽くなり、明るさ、明晰さ、活力が戻ってきます。内面がしっかりと安定すれば、多少のことで心がかき乱されたりはしません。

TMの実践はこのような心を育みます。

感情をコントロールするために費やしていたエネルギーを、今やるべき重要なことに向けることができるようになります。気分のむらや落ち込みがなくなり、物事に集中して取り組めるようになるのです。

感情をコントロールしようとするよりも、強くて安定した心を手に入れる方が、ずっと人生の役に立つのではないでしょうか?

TM体験 「怒りが消えた」

『超越瞑想 癒しと変容』(さくら舎 ノーマン・ローゼンタール著)より体験談をご紹介します。日本でもよく知られているアメリカの著名な映画監督、デヴィッド・リンチ氏の体験です。以下、本文からの引用です。

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怒らないようにしようと考えたのではありません。ただ怒りがどこかへ行ってしまったのです。聞いたところでは、この超越があふれ始めるときには、自分では気づかないうちに怒りが消えていくそうです。最初に気づくのは、私たちの近くにいる人たちだというのです。それは当然なことのように思えます。私たちはただ幸福になるのであって、それをどうすることもできません。ただ幸福になるだけですから。

超越瞑想を始めて二週間ほど経ったときに、妻がやって来て「何があったの?」と言いました。私は妻が何のことを話しているのかわかりませんでした。すると、妻は言いました。「怒りよ。あなたの怒りはどこへ行ったの?」怒りが消えた恩恵を受けたのは妻でした。このように、超越瞑想の教師が言うように、人間関係がよくなります。

マハリシはいつもこう話していました。あなたが超越を表面まで持ってきても、他の人たちは相変わらず粗野な話や間違った行動を続けているかもしれない。しかし、あらゆる種類の愛や寛容の気持ちが湧き上がってきて、物事を大きな視点から見られるようになる、と。ですから、人と喧嘩をするようなことにはなりません。ただ、以前と同じように反応しなくなるのです。相手はそのような人であり、それでいいのだと思えるようになります。このように、あらゆることが変わります。

『超越瞑想 癒しと変容』より引用 ◆◆◆ ◆◆◆

心のみなそこにあるもの―静寂と躍動

超越瞑想と聖マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー