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2019.07.12

瞑想を学ぶ、瞑想を知る

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TM(超越瞑想)は数千年の昔から実践されてきた瞑想です。古い時代に行われていた方法が、まったくそのまま現代においても教えられ、実践されています。

「それは今の時代には合わないのでは?」と思われるでしょうか?確かに、現代的なエッセンスが何か加わっていた方が、より洗練され、進化した方法であるように思えます。

TMは新しい要素が加えられることなく、時を超えて古い方法が連綿と伝えられてきました。その理由は、それがテクニックとして完全なものだから。純粋に伝統的なやり方で行うことで最大の効果を生み出すからです。

では、TMの最大の効果とは何でしょうか?マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーは「TMは人の全潜在力を開発する技法である」と述べています。能力を余すところなく開発し、引き出す方法だというのです。

TMによる能力開発。それは、単に仕事や勉強ができるようになる、スポーツや創作活動、研究など、得意分野で才能を発揮するようになる、というだけではありません。

心と身体のバランスを保ち、健康に、幸せに生きること。周囲の環境に調和し、人とよい関係を築くこと。環境を最大限に有効活用し、好ましくないことに影響されないこと。周囲によい影響を与える存在となること。このようなことも含みます。そしてTMの実践は、最終的には、私たちを進化・成長の最高の段階にまで導きます。これがTMの実践がもたらす最大の効果です。

TMのやり方は極めて単純です。しかしそれを学ぶには、資格を持った教師から直接の指導を受けることが必要です。そしてその教授には四日間を要します。

「本やネットでやり方がわかればいいのに・・・」と思う方も多いでしょう。最近は瞑想のやり方を具体的に示してくれる本が色々あります。本を読んで自分で瞑想に取り組んでいる方もたくさんいます。

本やインターネットなどから情報を得て、自分で瞑想を行う場合によく感じるのは、「これでよいのかどうかわからない」ということではないでしょうか。

目の前に教えてくれる人がいないので、「こんな風に感じるのだけど、これでよいのですか?」「こういう風になるのだけど、ちゃんとできているのですか?」と自分の瞑想を確認することができません。

知識がなく確信が持てないときには、どこかで見聞きした情報を頼りに、ああしてみたりこうしてみたりと瞑想と格闘し始めることもあるでしょう。この場合の瞑想は、安心できる快適なものとはなりません。

TMは最初に必ず個人的な指導を受けます。指導する教師は、学ぶ方のペースを見ながら、注意深く導きます。学ぶ方のほうは、確認したいことがあればその都度教師に尋ねることができます。「ああなのか?それともこうなのか?これでいいのだろうか?」と一人で試行錯誤せずに済むわけです。

そして、TMのコースはやり方を学ぶだけでは終わりません。安心して快適に瞑想の実践を続けていくには、ただやり方を知っているだけでは十分ではありません。瞑想についての知識、正しい理解を持っていなければならないのです。例えば、この瞑想法ではなぜこのように行うのか?瞑想中にはどんなことが起こるのか?そのとき私たちはどのように感じるのか?など、基本的なことを知らなければなりません。

また、瞑想のやり方には数多くの種類があります。各瞑想法ごとにそれぞれ正しいやり方があり、やり方が違えば瞑想中の状態や効果も異なります。すべての瞑想を一様に同じものと捉えるのは適当ではありません。瞑想に取り組む際には、「自分が行う瞑想法」についての知識が必要なのです。

TMのコースでは、初日にやり方を学んだ後、翌日からはTMをよく知るための知識を学んでいきます。ここで得る知識は、自分自身のTMの実体験と照らし合わせることで、ようやく確かな理解が得られるものです。そしてその際には、TMの教師の手助けを少なからず必要とします。ここでも教師の存在は欠かせません。

このようにして、四日間のTMのコースでは正しいやり方とそれに関する知識、その両方を学びます。

知識は瞑想の快適な実践を助けてくれます。正しいやり方と正しい理解、この両方が揃って、初めて自分の行う瞑想に確信を持つことができるのです。うまくいっているのかどうかわからないまま瞑想に取り組む、という状況は確実に避けられます。

ところで、瞑想することは人生の目的ではありません。瞑想は「道具」です。日常生活を快適に、人生を豊かにし、自分をよく知り、自分の目標や人生の目的を達成するために活用するもの。その道具の扱いに四苦八苦し、いつまでも一人で道具と格闘していては、だいぶ時間をロスしてしまいます。

それよりも、適切な指導を受けて、瞑想という道具のことを速やかに学び、あとは快適に実践しながら効果を得ていく、というのが賢いやり方ではないでしょうか?

急がば回れ。本やネットは手軽で便利ですが、結局は専門知識のある指導者から直に学ぶ方が早道のように思われます。

マハリシ総合教育研究所  平松直子

無理なく自然に自分を変える